座骨神経痛
今日来てくださったお客様は、座骨神経痛で座っているのもつらくて、椅子の上に正座をしながら仕事をしているとのことでした。
確かに、痛みを訴えているところは座骨神経痛と診断されて間違いない場所です。
右側のお尻の下あたりを押されると、圧痛があります。
あちこちの整体やカイロで見てもらったようですが、良くならない。
なぜでしょうかね。
それは、原因が別の場所だからですよね。
今回は、右手首、尺骨に反応がありました。
右手首を軽くふれると、痛みが無くなりました。
「えぇ~、痛くない・・・でも、まだ痛いんです。」
痛い場所、さっきと違いますよね~と言うと、
「あ、ほんとだ」
となります。
痛いところが移るのは良いんです。次の治療はそこなんです。
治療してるのに痛い場所が変わらないんだったら、治療してる場所が間違っているんです。
教科書は参考でしかなくて、その人には当てはまらない場合もある、というかほとんどなはずなんです。
圧痛点は治療箇所ではないと、私は思います。
圧痛点を治療すると良くなることもありますが・・・
その圧痛はどこから来ているのか。そこが問題です。
次の治療は、右膝内側を刺激すると、痛くなくなります。
離すと痛みが戻ってきます。
だけど、痛みの質が変わっています。
それも大事。
今回は他の気になる点をゆるめて、終了です。
一回で全快!ってわけにはいきません。
原因が複雑に絡まっているんですから。
徐々にです。
治療を進めながら話を聞いてみると、反り腰があるからと治療して、仰向けで寝られなかったのが寝られるようになったまでは良かったのですが、骨盤を後傾して座るように指導されてから痛み出したと話してくれました。
やりすぎです。
反り腰だったのは確かでしょう。正しい位置になっているのにそれ以上後傾させたら、どこかに痛みが出てもおかしくはないです。
それよりも、肩の位置や足の上げ下げ、歩き方の癖を改善しない限り良くはならないと思います。
その辺の指導をして、今日はおしまい。
いろんなところが複雑に関連してるんですよね。人の身体って面白い。
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